Yahoo!知恵袋は多くのユーザーが利用しているQ&Aサイトです。
多くのユーザーが集まるため、自分で作ったサイトやブログを宣伝すると多くのユーザーが集まることが考えられます。
しかし、これは規約的に許された行為なのでしょうか?サイトに広告を付けた状態で宣伝してもいいのでしょうか?
今回はこれらの疑問を解消すべく公式ページの「利用のルール」を見ていきたいと思います。
ここでは、知恵袋に存在する質問に対し自分のサイトやブログのリンクを貼ることができるかを重点的に調べていきます。
また、運営しているサイトやブログは一般的なブログ記事のように、だれでも無料で見ることができるものとします。かなり簡単に言うと僕のサイトのような状態を指します。
全体のルール
知恵袋は以下のことを念頭に置いて運営されています。
Yahoo!知恵袋は、その内容を利用者のみなさんが作っていくサービスです。
また、知恵袋は⽇常のあらゆる疑問をほかの利用者に向けて質問したり、それらの質問に回答することで、疑問を解決していく「知恵」共有サービスです。困っている⼈が、知恵袋を通じて「答え」や「気づき」を得られ、「答え」や「気づき」を提供した⼈は、その⼈の役に⽴ったという“助け合いの世界を作りたい”と考えております。
Yahoo! JAPANでは、多くの方々に快適にご利用いただける環境をご提供するために、明らかに悪意のある行為や不正利用には、これまでどおり厳しく対処してまいります。
Yahoo!知恵袋「利用のルール」より
つまり知恵袋運営は「困っている人を助ける」ことに重きを置いています。
(サイトの伸びが悪いことに関しては僕も「困っている人」ではありますが…笑)
そのためスパム的な宣伝は確実にアウトとなります。当然ですが。
自分のサイトを宣伝することはOK?
「利用のルール」では以下のことが定義されています。
禁止事項4項目
禁止事項4:商業⽬的や広告⽬的で利⽤すること
Yahoo! JAPANが別途認める場合を除き、Yahoo!知恵袋を商業⽬的や広告⽬的に利⽤することは禁⽌しています。
Yahoo!知恵袋「利用のルール」より
具体的な行為として以下を挙げています。
・Yahoo! JAPAN 内で提供するサービスへのリンクを除き、商品の売買や⾦銭授受を⽬的とした利⽤
・商品・サービスを提供する事業者が、⾃らまたは第三者に依頼して、当該商品・サービスの内容や取引条件について、当該の商品・サービスの紹介や勧誘、宣伝を繰り返す態様の利⽤
Yahoo!知恵袋「利用のルール」より
具体的な行為に着目して確かめていきます。
具体的行為1つ目
Yahoo! JAPAN 内で提供するサービスへのリンクを除き、商品の売買や⾦銭授受を⽬的とした利⽤
「商品の売買」とは文字通り、回答者が質問者に対して販売している商品を買わせることです。
Amazonのページやネット販売のページのことを指していると考えられます。
一般的なブログ的なサイトを宣伝する場合、これに当てはまりません。つまりこれだけではサイトの宣伝を禁止しているとは考えることはできません。
そして「商品の売買」と並行して「金銭授受」が禁止されています。
授受とは「さずけることと受け取ること」という意味です。
この具体例では、金銭を「さずける」側は質問者で「受け取る」側は回答者であると置くことができます。ですので広告で稼いでいるブログはこれには当てはまらないと考えることができます。
しかし、記事の内容を見るために支払いが必要なサイトやブログはこれらの違反となってしまうと考えられます。
以上のことを踏まえると多くの場合1つ目の具体例は当てはまらないでしょう。
具体的行為2つ目
商品・サービスを提供する事業者が、⾃らまたは第三者に依頼して、当該商品・サービスの内容や取引条件について、当該の商品・サービスの紹介や勧誘、宣伝を繰り返す態様の利⽤
簡単に言うと「自分のサービスの宣伝や勧誘の繰り返しをするための利用」のことを指しています。
つまり「宣伝するためのアカウントを作るな」ということですね。
しかしこれはYahooの判断に左右されるところかもしれません。宣伝や勧誘を繰り返すのが禁止なので一回や二回は許されるという風な表現なんですよね。
そのため連投は避けたほうがいいでしょう。
禁止事項8項目
禁止事項8:質問、回答の投稿になっていないものや、なっていたとしても文意をなさない投稿
知恵袋はQ&Aサービスです。質問や回答になっていないものは削除の対象とする場合がございます。(⼀部のカテゴリ上での投稿を除きます。)
Yahoo!知恵袋「利用のルール」より
宣伝することが目的となりすぎてしまい、質問者が求めていることと関係のない記事を張り付けてしまうとアウトになります。
これは知恵袋を使う上での基本でもありますが、気を付けていれば問題ないでしょう。
どのような状況であればリンクを使えるか
ここまで公式のルールを解説していきましたが、結局どのような状況であれば回答として自分のサイトのリンクを貼れるのかわかりづらいので箇条書きに書いていきます。
- アフィリエイトなどをリンクしてはいけない
- 宣伝が目的となってはいけない(回答は回答内で完結させ、補足としてリンクを貼るのはOK)
- 補足として張り付けたリンク先で支払いをしないと読めない記事はNG
- 宣伝のためにアカウントは作ってはいけない
- 質問に関係ない記事はリンクしてはいけない
- ショッピングサイトにリンクしてはいけない(商品のレビューページはOK)
- 上のことを他の人に頼んで実行させることもアウト
質問者の悩みをなくすことが目的
知恵袋で大事なのは質問者が問題を解決できるようにすること、と公式が言っています。
サイトやブログを通して質問者が問題を解決することができれば、こちら側は広告で収入を得ることができ、質問者は問題を解決することができるというWin-Winの関係になります。
これらのことを忘れずに謙虚に宣伝していけばルールに反することなくPV数を上げることができるのではないでしょうか。
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